西東京の閑静な住宅街に住む男性から編集部に電話があったのは、9月6日22時ごろ。現場で記者が目にしたのは、YouTubeチャンネル登録者数238万人(9月10日現在)を誇り、若い層を中心に今もっとも人気を集めるクリエイター集団・コムドットの姿だった。
団地や戸建てが並び、緊急事態宣言下で自粛ムードが漂う住宅街にある深夜のコンビニの駐車場。メンバーたちはほかの友人を交え、周囲に響き渡る大声で騒ぎ、けたたましい笑い声を爆発させている。
その傍らには、先輩ユーチューバーであるHIKAKIN(32)が、コムドットのチャンネル登録者数100万人突破を祝して贈呈したという「1000万円のベンツ」が、アイドリング音を立てながら黒く光る車体を揺らしていた。
彼らの “野外騒音パーティ” について、前出の男性は憤りを露わにする。
「コンビニから100mは離れた団地に住んでいるのに、夜中に彼らの騒ぎ声がうるさくて眠れないんです。それが週に何回も続くので本当に迷惑しています」
その言葉どおり、コムドットは8日、9日と続けて、このコンビニの駐車場に姿を見せ、またもや大騒ぎ。結局、この週は3回も彼らは “夜会” に集ったのだった。
この9日の夜、彼らは日付が変わってもたむろを続けた。騒音に耐えかねた住民が通報したようで、0時すぎごろ警察官2人が現われ、彼らに職務質問をおこなった。
しかし、対応するのはマネージャーのみで、メンバーたちは悪びれもせず車の裏で笑い声を上げ続けている。
20分程度で警察官が立ち去ると同時に、指導を受け入れた彼らは車に乗り込み、ようやくその場から走り去ったかに見えたのだがーー。
なんと、1分もたたないうちにベンツは再び戻ってきて、今度は車内で騒ぎはじめ、2時過ぎごろようやく “騒音パーティ” はお開きとなった。
別の近隣の住民たちも、「彼らにはもう現われてほしくない」と口を揃える。
「以前、23時ごろにコンビニの前を通ったとき、まわりのことを考えているとは思えないほど騒いでいる彼らを見かけましたね」
「コンビニの裏のほうに住んでいても笑い声や奇声が聞こえるので、コンビニに面している場所に住んでいる人たちは相当うるさいと思いますよ」
「日曜日の夜に彼らのファンまで集まることが増え、コンビニを利用する側としても困っています」
ファンに対しては、彼らは動画の中で「僕らの地元に来ないでください」と注意をしているが、彼ら自身が騒音の原因となっていることにはまったく自覚がないようだ。
また、別の住民からは「彼らをスマホで撮影した小学生を、メンバーの3人が取り囲み、脅すように問い詰めているところを見ました」という驚きの証言も得た。
コムドットは今年6月、女性YouTuber・あやなんの誕生日を祝う「カラオケパーティ」で泥酔したことが「文春オンライン」で報じられ、後日、謝罪動画を配信。遡って3月にも、ほかのYouTuberら計12名で飲酒をともなう会食の様子を、リーダーのやまとが自身のインスタグラムにアップして炎上。このときも謝罪をおこなった。
2度も反省の弁を述べ、「緊急事態宣言中の軽率な行動でファンを裏切った」ことを詫びたメンバーたち。
にもかかわらず、深夜に公共の場で騒ぎを繰り返し、警察まで呼ばれたことを彼らはどう認識しているのか。本誌は住民の声とともに質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。今年3回めの謝罪をおこなうことになるのかーー。
(週刊FLASH 2021年9月28日・10月5日号)
https://smart-flash.jp/entame/157477
2021.09.14 06:00
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Source: YouTube速報